つらい”痛み”は我慢しない！
～ペインクリニックのご紹介～
医療法人社団 十善クリニック
札幌市白石区東札幌3条6丁目1-2 第一小竹ビル2階 ●http://www.jyuzen.or.jp/
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ペインクリニックとはどんな治療を行うのか。 「メディカルページ平成22年度版」(平成22年8月10日発行)の冊子に掲載された記事です。 |
ペインクリニックとは？
 ■水柿 功 院長 |
ペインクリニックは、主に神経ブロック療法で、『痛み』の診断と治療を専門に行う診療所です。
神経ブロックとは、身体の一部に生じた痛みの伝達経路に、局所麻酔薬を注入し交感神経に作用させて、神経の働きを遮断し、痛みの改善を促す治療法です。
人の体は、痛みを生じると血液の流れが悪くなり、筋肉もこわばってきます。そのため、痛みを起こす発痛物質が生まれ、更に痛みが生じるようになります。これを痛みの悪循環と言います。この悪循環を断ち切るのが神経ブロックなのです。
どんな疾患に効果があるのですか？
対象となる主な疾患には、頭痛、肩凝り、むちうち、ぎっくり腰、五十肩、頸肩腕症候群、腰痛症、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、坐骨神経症、帯状疱疹痛等があります。
例えば、腰部脊椎管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアによる神経痛で、手術する程でもないという場合、薬物療法や理学療法で治療しているにもかかわらず持続している痛みに対しては、神経ブロック療法によって痛みの改善が著明にみられることがたくさんあります。
また、最近では、加齢による痛みを訴える高齢者の方が増えています。「年だから腰が痛くなるのは仕方がない。」と言われ、自分でもあきらめている方でも、当院の治療を受けて日常生活を支障なく過ごしていらっしゃる方もたくさんいます。
そして、この療法の効果は一時的なものだけではありません。神経や筋肉の緊張や収縮を引き起こしている『痛み』を取り除くことで、血行を改善させ、体の各機能を本来の正常な状態に戻す効果もあります。
ぎっくり腰にも効果があるのですね。
神経ブロックの注射は、短時間で済み、痛みもほとんど感じません。副作用もなく安全です。
ぎっくり腰で、這うようにして当院を訪れた患者さんが、硬膜外ブロックという治療を一度行っただけで、治療後自力で立ち上がり、歩いてお帰りになることができるくらい効果があります。急性の腰痛などは初期の段階で神経ブロックを行うと慢性化の防止にもなり、椎間板ヘルニアなどは手術を行わなくても痛みを抑えられる場合もあります。この他にも、様々な手術後の痛みを抑えることにも効果的です。
神経ブロックの注射は、短時間で済み、痛みもほとんど感じません。副作用もなく安全です。
治療にはどれくらいの期間がかかりますか？
1回の治療は数分程度の短時間で済みます。治療回数は個人差はありますが、ほとんどが週に1回～2回程度の治療で、数週間から数ヶ月要することもあります。
数回の治療で長年悩まされてきた痛みを根本から退治できた方もいます。副作用もないので、もしも再び痛み始めても何度でも治療ができる安全な療法です。
『痛み』は我慢するほど治りにくくなります。
『痛み』を感じた場合は、早めに治療を受けることにより、治療回数も少なくて済みます。治療を受けた患者さんからは「もっと早く来ればよかった。」という言葉をよく聞きます。
つらい『痛み』は我慢しないことです。
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