「EDの治療」について
コラム投稿:
医療法人社団 伸孝会 ていね泌尿器科 院長 鈴木 伸和
■EDの治療薬について
もともとは心臓の薬として開発されたものが、どうも勃起にも効くということで作られたのが“バイアグラ”ですが、もうひとつ最初からEDを治療することを目的として開発された薬に“レビトラ”というものがあります。
バイアグラはとても有名ですが、レビトラも日本で発売されていない100mgのバイアグラに相当する効果のものが有用です。
これまではこのふたつの薬がED治療薬の選択肢でしたが、平成19年9月に“シアリス”という薬が発売されました。
シアリスの特徴はレビトラのように食事の影響を受けづらいことと、なんといっても36時間も薬の効果が持続することです。36時間といっても長時間勃起したままということではなく、射精後は自然と納まり、翌朝もう一度セックスをしたいと思うと反応するというような効き方をします。
金曜日の夜に服用すれば日曜の朝まで持続するということで、欧米では“ウィークエンドピル”という言い方もされていて、夫婦で2泊3日の旅行に出かけたときなどには最適の薬です。
■最も危険な「偽物」について私が個人的に最も危ないと思っているのは、インターネットなどで流通している“輸入物の模造品”です。 この偽物がどうやって作られているかというと、本物のED治療薬を一度溶かして、それに他の何の効果もない物質を混ぜて作られているのです。 偽物を一度飲むことが、ニトログリセリンとED治療薬を服用したときと同じくらいの危険を伴う場合がありますから、医療機関から処方された薬以外には絶対に手を出さないでほしいのです。 |
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