「混合ワクチン(MRワクチン)の接種」について
コラム投稿:
わたなべ小児科・アレルギー科クリニック 院長 渡辺 徹
新型インフルエンザ騒ぎに始まり、新型インフルエンザワクチンの混乱で終わりそうな平成21年でした。
この騒ぎの中で忘れられがちな話題です。
今年も11月に小学校の新入学児童就学時健診がありました。
小学校入学前に麻しんと風しんの混合ワクチン(MRワクチン)を接種することになっているのですが、驚くことに今年の接種率は20%以下でした。今までに経験のないほどの低い接種率です。
未だに日本の麻しん発症率は先進国のなかでは異常に高いのです。麻しんは死亡率の高い恐ろしい病気です。日本から麻しんをなくすためには生後1歳過ぎに接種する第1期MRワクチンのみではなく、 小学校入学前に2回目の第2期MRワクチンを接種することが絶対に必要です。
小学校入学前には忘れずにMRワクチンの接種を受けてください。
■平成22年12月24日発行 メディカルページ札幌統合版掲載
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