耳にする「頭頸部(とうけいぶ)がん」についてのQ&A

桂林耳鼻咽喉科・中耳サージクリニック
副院長 瀧 重成 (たき しげなり)

札幌市厚別区厚別中央2条5丁目6-3新さっぽろアークシテイ デュオ2-4F
 TEL 011-801-4133

①先生がご専門の頭頸部がんとは、身体のどの部位に発症するがんなのでしょう?

「頭頸部がん」とは、鼻や口、のど、耳、唾液腺、甲状腺などに発生するがんの呼称です。「頭頸部(とうけいぶ)」を文字通り解釈すると、首から上の部分を全て含むことになりますが、実際には脳・眼・脊椎・体の表面の皮膚に発生する悪性腫瘍は含まれません。また血液系の悪性腫瘍である悪性リンパ腫は、頭頸部に初発することも多く見られますが、頭頸部がんからは除外されます。

②自覚症状には、どのようなものがありますか?

なかなか治らない声のかすれや口内炎は、喉頭がんや口腔がんの可能性があります。それ以外のがんは自覚症状が乏しい事が多く、ある程度進行しないとはっきりしないものもあります。のどの違和感・飲み込みづらい・難治性の副鼻腔炎(蓄膿症)・耳だれ・首のしこりなどの症状は頭頸部がんの可能性が否定できないため、専門医の診察をお勧めします。「飲酒・喫煙習慣のある方」は、頭頸部がんのリスクも高まりますので、これらの症状には特に注意が必要です。

③治療法は手術だけでしょうか?

治療は手術・放射線治療・化学療法の組み合わせで行います。近年では放射線治療や化学療法が着実に進歩しており、手術しなくても治るケースもあります。また治療後の生活の質を重視して手術を望まない患者さんも増えていますので、患者さんの状態・希望・ライフスタイルを考慮して治療法も選択されます。
まずは検査でしっかりした診断を受け、担当医と治療について十分な相談をすることが重要です。

 

桂林耳鼻咽喉科・中耳サージクリニック
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