「変形性膝関節症の治療」について

clm_ika20docコラム投稿: 
山の手通八木病院 理事長 八木 知徳

内科的には問題がないのに、膝の痛みのため出歩けない人が増えております。その痛みを起す疾患で最も多いのが変形性膝関節症で、骨粗鬆症などで骨が弱くなった女性には特に症状が強く現れ、深刻な問題となります。膝が曲がらなくなり正座出来なくなるだけでなく、膝に水が貯まったり、階段昇降や買い物に出掛けるのも困難になります。次第に外出するのが億劫になり、家に閉じこもりがちになってしまいます。

clm_ika20a膝痛に対する治療としては、初期の段階であれば、膝周囲の筋力強化や膝サポーターによる保護、足底板装具、ヒアルロン酸製剤の関節注射などで膝の痛みが取れ再び日常生活に困らないようになります。最近では今まで以上の高分子量のヒアルロン酸も発売され、効果が長持ちするようになっています。これらの治療でも改善しない場合は何らかの手術療法が有効です。関節鏡下手術による関節内郭清、高位脛骨々切り術、人工膝単顆置換術、全人工関節置換術などがあります。年齢や進行度により治療法が異なりますのでX線検査やMRI検査などを参考に決定します。重労働やスポーツをしたい人には高位脛骨々切り術が向いています。関節軟骨が全て失われた人には人工関節手術が行われます。いずれの治療も1~2ヶ月の入院が必要となります。以前より技術が向上したので一度手術をすると20年以上長持ちするようになり、手術の適齢期は若年化し50~60歳代でも可能となっております。痛くなったらまず専門医を受診し、気軽にご相談下さい。


山の手通八木病院
リウマチ科・整形外科・リハビリテーション科・内科・麻酔科
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